
帰国は“飛行機に乗れば終わり”じゃなかった。外国人オーナー様の退去手続きで学んだこと
2026年4月、長年日本で生活されていた中国籍のオーナー様がご帰国されることとなり、
ご所有マンションの賃貸募集について、弊社へご依頼を頂きました。
今回は、お部屋を貸し出すお手伝いだけではなく、
「帰国に伴う各種解約・変更手続き」も併せてサポートさせて頂きました。
来日26年目になりますが、
「まだまだ知らないことが多いな」と、改めて勉強になった出来事でもあります。
特に、外国籍の方が日本から帰国される際には、
- ・電気・ガス
- ・水道
- ・携帯電話
- ・Wi-Fi
- ・国民健康保険
- ・郵便物
- ・粗大ゴミ
など、想像以上に多くの手続きが必要になります。
今回は、実際にお手伝いして分かったことを、
これから帰国予定の方や、外国人のご家族・ご友人をサポートされる方向けに共有したいと思います。
【外国籍の方が帰国する際の主な手続】
① 電気・ガスの解約
基本的には「電話」で解約手続きを行います。
また、多くの場合、
契約者ご本人でないと受付して貰えません。
日本語に不安がある場合は、横で一緒にサポートしながら電話する形が安心です。
② 水道の解約
こちらも電話での解約が基本ですが、比較的柔軟に対応して頂ける印象でした。
契約情報・住所・お客様番号など、正しい情報を伝えられれば、代理の方でも対応可能なケースがあります。
③ 携帯電話の解約
多くの場合、事前予約を取り、
ショップ店舗で解約手続きを行います。
契約内容によっては、
- 在留カード
- パスポート
- 本人確認書類などが必要になるため、
- 事前確認がおすすめです。
④ Wi-Fi(インターネット)の解約
これが意外と大変でした。
基本的には電話解約となり、しかも
「契約者本人」でないと手続きできないケースが多い
です。
日本語対応が難しい場合は、通信会社側が通訳を用意し、三者通話になることもあります。
さらに注意点として、
- 機械返却用の伝票が後日郵送される
- コンビニ等から返送が必要
- 伝票到着まで1週間〜10日程度かかる
という流れになるため、
帰国直前ではなく、早めの解約連絡が非常に重要です。
なお、最終料金については、
「帰国日まで」で精算額を確定してくれる会社もあり、
事前手続きさえ済ませれば、日本にいる間に支払い完了できる場合があります。
⑤ 国民健康保険の脱退手続き(区役所)
こちらは原則として、ご本人様による手続きが必要です。
また注意点として、帰国月分の保険料精算が、後日になるケースがあります。
そのため、ご本人が先に帰国
- 後日、ご友人等が代理で支払い
- という流れになることもあります。
ただし、
「少額だから大丈夫だろう」
と未払いのまま帰国するのは、
絶対におすすめできません。
将来的な再来日や各種審査へ影響する可能性もあるため、
最後まできちんと精算されることをおすすめします。
⑥ 郵便物の転送届・停止手続き
これも意外な落とし穴でした。
郵便局での転送・停止手続きは、
基本的に「本人申請」が前提となります。
代理人が、
- 委任状
- 身分証
- 関係を証明できる書類
を持参しても、対応が難しいケースがあります。
そのため、帰国前に、郵送停止を必ず行ってくださいね。
これを忘れてしまうと、
次に入居される方へ郵便物が届き続けてしまい、ご迷惑になる場合があります。
⑦ 粗大ゴミの処分
最後に、一番“体力勝負”だったのがこちらです。
粗大ゴミの回収依頼も、自治体によっては
本人確認が必要となります。
さらに、
- 予約がかなり先になる
- 一度に出せる点数制限がある
- 回収後でないと次回予約できない
など、想像以上に時間がかかります。
また、
- ベッド、棚、テーブル
などは、解体しないと回収不可の場合もあります。
そのため、
「帰国1週間前にまとめてやれば大丈夫」はかなり危険です。
最低でも1か月以上前から、少しずつ進めることをおすすめします。
なお、近年は防犯カメラも増えておりますので、不法投棄は絶対にやめましょう。
最後に
外国人の方が日本を離れる際には、
想像以上に多くの「生活インフラの整理」が必要になります。
特に、日本語に不安がある方にとっては、
電話一本の手続きでも、大きなストレスになることがあります。
弊社では、
- 外国籍の方の賃貸サポート
- ご帰国時の各種手続き相談
- お部屋の賃貸管理・募集
なども行っております。
同じようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、
お気軽にご相談ください。